大相撲名古屋場所14日目(21日、愛知県体育館)、
関脇御嶽海(出羽海)が幕内栃煌山(春日野)を
寄り切って初優勝を果たした。
2015年11月6日放送のNHKニュース”おはスポ”で、
デーモン閣下は、昭和以降2番目の早さで新入幕を果たした御嶽海は、
きびきびとした相撲で、技術力もあるなどと話していたこともあり、
期待の日本人力士、平成生まれの力士としても、初の優勝となった。
御嶽海(みたけうみ)四股名の由来
入門当初は本名を四股名とする力士も多いが
既に自身の本名の姓と同じ文字の
元幕内・大道(阿武松部屋、
現・年寄:音羽山)が
いたこともあり、四股名には
地元上松町から望める御嶽山に出羽海部屋の「海」をつけた
「御嶽海」に決まった。
(ただし、「御嶽」の読みは、山は「おんたけ」と読むのに対し、
四股名は「みたけ」と読む。)
「御嶽」の読みを「みたけ」にしたのは、2014年の御嶽山噴火による
被災者への配慮でもあり、部屋の行司の木村千鷲と話して決めたそうです。
御嶽海のプロフィール
四股名 : 御嶽海 久司
(みたけうみ ひさし)
本名 : 大道 久司
生年月日 : 1992年12月25日
出身地 : 長野県木曽郡上松町
身 長 : 179cm
体 重 : 161kg
所属部屋 : 出羽海部屋
得意技 : 突き・押し
御嶽海は地元に元気を与える存在
長野県木曽郡の上松町公民館には21日夕、
100人を超える地元ファンが集まって
大型テレビで観戦。初優勝が決まった瞬間、
会場のボルテージは最高潮に達し、
「やったー」という大歓声とともに喜びに湧いた。
出身地の上松(あげまつ)町は
山深い木曽地方の人口約4500人の町。
商店街の至る所に
「郷土の星 めざせ横綱」、
「次のねらいは優勝杯」
などのポスターやのぼり旗が掲げられている。
「故郷を元気づけたい」と言い続けてきた御嶽海は
時間があれば帰郷し、
地元ファンに感謝の思いを伝えてきた。
その謙虚さ、ひたむきな姿勢が
木曽の人たちに愛されてきた。
長野県出身力士としては江戸時代に活躍した伝説の力士、
雷電(らいでん)以来、200余年ぶりとなる。
私も地元ではないけれど、これはもう全力で応援したくなりますね。