生活

血糖値、高いとどうなる?その原因と対処方法

投稿日:2018年9月2日 更新日:

血糖値とは血液中のブドウ糖の量のことです。

ブドウ糖の血中濃度の高い状態を高血糖と言います。

 

血糖値が上がるとどうなるの?

血糖値が高すぎると体に良くない、

このことを知っている人は多いでしょう。

しかし、血糖値が高いと「なぜ」

体に良くないのかを知っていますか?

血糖値の値が良くないから節制してね、

と医師に言われても、

漠然とした血糖値への理解では節制意識は上がりません。

そこで、血糖値が上昇しすぎることのリスク、

またどういった病気の引き金になるかを具体的に知り、

改めて自分の血糖値について考えてみましょう。

 

『血糖値が高い』状態とは?

普段、血液内を流れている糖はブドウ糖とよばれる物質です。

細胞はこのブドウ糖を利用し、活動に必要なエネルギーを得ています。

この過程を「代謝」といい、ブドウ糖を違う物質に変化させる際に

放出されるエネルギーを細胞は利用しています。

この血液内のブドウ糖が増えすぎる、つまり血糖値が高くなると、

余ったブドウ糖をなんとか利用しなければならないということで、

別の代謝経路が働き出します。この経路で生み出されるのが

「ソルビトール」という物質で、これが細胞にとって有害なものになりえるのです。

 

正常な血糖値でも多少はソルビトールは生産されていますが、

すぐに果糖と呼ばれる別の物質に代謝され、事なきをえています。

しかし、血糖値が上昇しすぎると、ソルビトールが大量に生産され

果糖への代謝が追いつかなくなります。

その結果、細胞内にソルビトールが貯まってしまい、細胞を傷つけ始めるのです。

 

よく血管はトンネル、血液は車で例えられます。

トンネルの外側が厚くなるのならば、通り道の太さには影響はありませんが、

今回傷ついた部分は血管壁の内側です。そのため、トンネルの内側が厚くなっていきます。

こうなると、車の通り道はどんどん細くなり、最終的には渋滞を起こしてしまうでしょう。

これと同じことが血管でも起こるのです。

また、隆起した血管壁部分には中性脂肪やコレステロールが付着しやすくなり

どんどん血液の通り道は細くなっていきます。

これがいわゆる「動脈硬化」です。

 

動脈硬化になると、血液成分がその部分で詰まりやすくなります

また、今までなら問題はなかった小さな血栓も

詰まってしまうようになります。

また、高血糖の人は血液がドロドロになっているため、

より血管が詰まりやすくなっており、血栓もできやすい状態だと言えます。

 

さまざまな病気の引き金になる『動脈硬化』

動脈硬化で引き起こされる有名な病気は、

脳梗塞心筋梗塞壊疽(えそ)などで、

いずれも命に関わる重大な病気ばかりです。

これらの病気は全て、「血管の詰まり」から引き起こされます。

例えば、脳梗塞脳の血管で動脈硬化が起こった結果、

血栓などが詰まってしまい脳の一部分への血液の供給が停止することによって起こります。

また、心筋梗塞心臓の筋肉に血液を供給している、

「冠血管」が詰まってしまうことにより引き起こされます。

糖尿病患者が壊疽により足を切断しなければならなくなった、

という話をよく聞きますがこれも高血糖が原因によるものです。

 

血糖値が上がる原因とは?

多くの人が生活習慣の乱れから血糖値の上昇、

ひいては糖尿病の発症につながっていくのです。

血糖値に悪い影響を与える生活習慣について

  • 炭水化物や甘い食べ物をよく食べる
  • 高カロリーな食べ物が好き
  • 食事の時間が不規則
  • 一回の食事で満腹になるまで食べる

上記に当てはまる人は要注意です。血糖値が上がりやすい食生活を送っていると言えるでしょう。

 

炭水化物や甘い食べ物、カロリーの高い食べ物の摂り過ぎは

血糖値を大きく上げる要素の1つです。

 

また、食事の時間が不規則だと、体の内分泌系が乱れインスリンが正しく分泌されず、

食後に血糖値が正常に下がらない可能性があります。

 

一回の食事で満腹になるまで食べるのもお勧めしません。

血糖値が短時間で急激に上がり、過剰な量のインスリンが放出されるからです。

このように膵臓を酷使すると、いずれ膵臓が疲弊し、

糖尿病を発症するリスクが高くなります。

 

肥満体型の人も血糖値が高くなりがちです。

皮下脂肪はそれほど影響がないと言われているのですが、

内臓脂肪は糖や脂質の代謝に悪影響を与えると考えられています。

糖脂質代謝に異常があると、正常なインスリンの分泌量でも

血糖値がなかなか下がらない傾向があり、

その結果、インスリンの分泌量が徐々に増えていくことで

糖尿病につながる恐れがあります。

 

血糖値を下げる腸内細菌を増やす食材

腸内細菌は「水溶性食物繊維」を食べて増えていきます。

水溶性食物繊維が多くふくまれる食品は、

ゴボウやたまねぎなどの根菜類

キノコ類(舞茸など)ひじきやわかめなどの海藻類

納豆やオクラなどねばねばする食品です。

 

他にも、白米を大麦入り玄米ごはん

五穀米に換えるなどでも十分な水溶性食物繊維をとることができます。

ただ、根菜類の中でジャガイモなどのイモ類には

糖質が多く含まれるため、注意が必要です。

 

また、ヨーグルトについては、ヨーグルトに含まれている乳酸菌などの菌や、

菌が作った栄養素によって腸内環境が整い、

結果的に血糖値を下げる菌が繁殖しやすい環境になるため、いいものです。

ただ、脂肪分や糖分が多く含まれるものもありますので、

食べる際はなるべく脂肪分や糖分が少ない物を選ぶ事をオススメします。

 

食べる順番にも気をつける

食べる順番は、

1.まず野菜を食べてから

2.その後魚などのたんぱく質を食べる

3.食べる場合は最後に炭水化物

という順番が推奨されています。

 

魚がこのスイッチを押すと、インスリンを出せ、

という指令をたくさん送ることがわかってきました。

しかし、残念なことに、糖質が最初にこのスイッチに触れると、

せっかくの魚のパワーが激減

ですから、ごはんよりも先に、魚を食べることが大切です。

血糖値が気になる人は、これからの食事は、

まず野菜で腸内細菌にエサやり

それから魚でスイッチを力強く押し

それからシメにごはん

ということを心がけましょう。

そうすれば、自然に糖質の量も減らせるようになります

 

ま と め

・血糖値が高いと、さまざまな病気の引き金になる。

・生活習慣の乱れが血糖値の上昇をまねく。

・血糖値が気になる人は、原因を知って生活習慣を見直し、

食事の順番を考えるとよい。

 

現代医学でも、「糖尿病」を完治することはできないそうです

症状がない場合でも、血糖値が高いと言われたら一度病院を受診したほうがよいでしょう。

生活習慣を見直して血糖コントロールをすることが、健康な体づくりにつながります。

 

これを機に、自分の生活習慣食生活を振り返ってみてはいかがでしょう?

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