キヤノンは、フルサイズのイメージセンサーを採用した
初のミラーレス一眼カメラ「EOS R」を発表した。
「EOS R」は、キヤノンとしては初めての
フルサイズイメージセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ。
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有効画素数は3,030万画素のCMOSセンサーを採用する。
このセンサーは、各画素が撮像と位相差AFを兼ねた
「デュアルピクセルCMOS AF」となっている。
これにより最速約0.05秒の高速AFを実現している。
画像処理エンジンは最新のDIGIC8。
静止画の連写性能は最高秒間8コマ。
サーボAF時は最高秒間5コマとなる。
4K30pの動画撮影に対応。
電子ビューファインダーは0.71倍の有機ELで、
肉眼では判別しがたい位状況でもピント合わせしやすくなっている。
記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。
なお、「EOS R」はフルサイズのミラーレス機としては珍しい
バリアングル液晶モニターを採用している。
より自由度の高いアングルで撮影が可能だ。
大きさは135.8 × 98,3 x 84.4ミリ、レンズをのぞいたボディの重さは約660g。
発売は10月下旬。EOS Rのボディ価格は237,500円。
発表会で明らかにされたRFマウントレンズは、
ズームレンズとしてF4の24 – 105ミリ、F2の28 – 70ミリ、
単焦点レンズとしてF1.2の50ミリ、F1.8の35ミリの4種類。
価格は24 – 105ミリが 155,000円、
28 – 70ミリが 420,000円、
50ミリが 325,000円、
35ミリが 75,000円となっている。
一足先に「ニコン」がミラーレス一眼カメラを発表
ニコンは、フルサイズのイメージセンサーを採用した
ミラーレス一眼カメラ「Nikon Z」を8月23日に発表した。
「ニコン Z」は新規格のレンズマウントシステム「Zマウント」を採用。
画像処理エンジンは新開発「EXPEED 6」を搭載する。
ピント合わせは、ミラーレス機に採用されつつある像面位相差AF。
手ブレ補正はニコン初のカメラ内センサーシフト方式。
ニコンでは今回の手ブレ補正機能について、シャッター速度の面で、
5段分の効果があるとしている。
また、8K時代を見据えて、レンズとボディ間のやり取りにも
柔軟に対応できる仕様を採用。
メモリカードはXQDカードに対応。重さは675グラムで、
これにレンズの重さが加わる。
発売日は、「ニコン Z7」が9月下旬。「ニコン Z6」が11月下旬。
価格はボディ単体で「ニコン Z7」が44万円前後、
「ニコン Z6」が27万円前後と案内している。
新開発のレンズは3タイプ、価格は83,500円〜136500円。