米Appleは9月12日(米国時間)、iOS搭載スマートフォンの新モデルとして
「iPhone XS」
「iPhone XS Max」
「iPhone XR」を発表した。
iPhone XS/XS Maxは9月21日、XRは10月26日に発売する。
新モデルのラインアップは、ストレージ容量別に全9モデル。
Apple Storeの価格は
iPhone XSが11万2800円、
iPhone XS Maxが12万4800円、
iPhone XRは8万4800円から(いずれも税別)。
iPhone Xの後継モデルに大画面モデル、カラバリ豊富な下位モデルも登場
iPhone XSは、2017年に発売したiPhone Xの後継モデル。
有機ELディスプレイを搭載し、4辺ともに狭額縁、
画面の上部にノッチ(切り欠き)があるなど、外観はiPhone Xと同じ。
画面サイズと解像度は5.8インチ(2436×1125ピクセル、458ppi)で、
本体サイズは143.6(幅)×70.9(奥行き)×7.7(高さ)ミリ、重さ177グラム。
iPhone Xとサイズは同じながら、3グラム重くなった。
iPhone XS Maxは、iPhone XSの大画面モデル。
外観はそのままに、画面サイズを6.5インチに大型化。
解像度は6.5インチ(2436×1125ピクセル、458ppi)でiPhone XSと変わらない。
本体サイズは157.5(幅)×77.4(奥行き)×7.7(高さ)ミリ、重さ208グラム。
iPhone 8 Plusの大きさとほぼ同等で、重さは6グラム重い。
防水性能は、水深2メートルで30分間耐えられるIP68に強化した。
XS/XS Maxのカラーバリエーションは、
iPhone Xと同じスペースグレイ、シルバーに加えて
ゴールドを追加した。
iPhone XRはiPhone Xの外観を踏襲した新しい下位モデルで、
6.1インチ(1792×828ピクセル、326ppi)のIPS液晶を搭載する。
本体サイズは150.9(幅)×75.7(奥行き)×8.3ミリ(高さ)ミリ、重さは194グラム。
防水性能はiPhone Xと同じで水深1メートルで30分間耐えられるIP67となる。
カラーバリエーションは、ブルー、ホワイト、ブラック、イエロー、
コーラル(サーモンピンク)、プロダクトレッド。
豊富な本体カラーを用意して価格を抑えた普及機という位置付けといえるだろう。
新モデルは全て新プロセッサ「A12 Bionic」搭載
XS/XS Max/XRは、7nm製造プロセスによる新プロセッサ「A12 Bionic」を採用。
6コアCPU(4+2コア)、4コアGPU、8コアのニューラルエンジンを搭載する。
iPhone Xが採用していた「A11 Bionic」に比べてパフォーマンスは最大15%高速化、
消費電力は最大50%削減した。グラフィックス性能は最大50%高速化したという。
バッテリー容量は公開していないが、
連続通話時間は
iPhone XSが最大20時間、XR Maxは最大25時間、XRも最大25時間。
ビデオ再生は
XSが最大14時間、XR Maxが最大15時間、XRが最大16時間となっている。
iPhone Xと比べるとXsのバッテリー持続時間は約30分、
Xs MAXは約1時間半伸びたという。
iPhone XS Maxは大きなボディーサイズを生かして
他モデルよりもバッテリー持続時間が長い。
いずれもワイヤレス充電に対応する。
カメラは前面カメラにはRGBカメラとIRセンサーを搭載
XS/XS Max/XRの前面カメラは、
有効700万画素のRGBカメラにIRカメラを組み合わせた。
Face IDによる顔認証が高速化しているという。
背面カメラは、有効1200万画素の広角レンズ(F1.8)と
望遠レンズ(F2.8)のデュアルカメラを搭載。
ともに光学手ブレ補正を搭載する。
4K動画撮影(24fps、30fps、60fps)や
スローモーション撮影(120fps、240fps)など、
いずれもiPhone Xと同等だが、
ポートレードモードで被写体深度(F値)を疑似的に変えられるような
インタフェースをiOS 12で採用。
背景のボケ具合を後からF値を調整するように変更できるようだ。
nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応
XS/XS Max/XRはiPhoneで初めてデュアルSIMに対応。
eSIMとnanoSIMの組み合わせによるLTEの同時待受(DSDS)が可能。
中国向けのモデルのみ物理SIMを2枚使えるという。
補 足
3Dtouth
・・・ディスプレイを押した圧力をセンサーが感知して、
押す強さによって様々な操作ができる機能です。
デュアルSIM
・・・1台の端末に2枚のSIMをいれることができる端末のこと。