2018年の「中秋の名月」は9月24日。
そこで今回は、「中秋の名月」についてご紹介します。
「中秋の名月(十五夜)」とは?
旧暦の8月15日です。
「月の満ち欠けのサイクルがちょうど1か月ではない」などの理由から、
「中秋の名月=満月」とは限りません。
今年の「満月」は、あす9月25日(火)の午前11時52分。
日本では月が地平線の上に出ていないため見えない時間帯ですが、
満月前後の月はとても明るく見ごたえのあるもの。
今夜からあすにかけて見られる月は「ほぼ満月」で、
晴れていれば美しい姿をみせてくれるでしょう。
お月見の定番、すすき&月見団子
<すすき>を飾るのは?
月の満ち欠けなどを用いて暦を計算した旧暦では、
人々の生活と月は密接につながっていました。
特に農作業に従事する人々は欠けたところのない満月を
豊穣の象徴とし、秋の収穫の感謝を込めて
芋や豆などの収穫物を月に供えました。
しかし、稲穂はまだ穂が実る前の時期であることから、
穂の出たすすきを稲穂に見立てて飾ったと言われています。
<月見団子>を飾るのは?
月見だんごは、基本的には12個、うるう年のお月見には13個
お供えするのがしきたりでしたが、
いまは十三夜に13個、十五夜に15個というのが多いようです。
まんまるなおだんごを月に見立てて食べることで、
健康や幸せを願うと言います。
十三夜とは?
旧暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び、
十五夜と十三夜の両方の月を愛でないと、
お月見をしたとは言えない・・・という風習もあります。
「後(のち)の月」とも呼ばれる十三夜は、
今年(2018年)は10月21日(日)です。
中秋の名月に雲がかかって姿が見えない地域でも、
十三夜に期待しましょう。
ま と め
空気が澄んで1年で最も月が美しく見える日が十五夜(中秋の名月)です。
どれだけ時代が変わっても月の美しさだけは変わりません。
今宵は夜空を見上げて、名月の美しさを感じてはいかがでしょう?