「第60回日本レコード大賞」の優秀作品賞、新人賞などの審査会が15日、
東京・赤坂のTBS内で行われた。
優秀作品にはDA PUMPの「U.S.A.」、
乃木坂46の「シンクロニシティ」、
TWICE「Wake Me Up」などが選ばれた。
DA PUMPにとっては14年ぶりの受賞で、
外国曲の優秀作品賞は2004年の華原朋美
「あなたがいれば」以来(当時は金賞)となる。
BTS(防弾少年団)が騒動になる中、
韓流グループのTWICEが初めて選出された。
最優秀歌唱賞にはMISIAさんが、
新人賞には辰巳ゆうとさんや
7人組グループChuning Candyら4組が選ばれた。
「第60回日本レコード大賞」のゆくえは?
今年のレコ大は国際色豊かな争いとなった。
台風の目はDA PUMPの「U.S.A.」だ。
同曲は1992年に発表されたイタリアのユーロビートをカバーした作品で、
6月に発売されるとユーチューブで「ダサかっこいい」
と火がつき1億回再生を突破。
“いいねダンス”は幼稚園でも踊られるなど
子供からお年寄りまで幅広い人気となった。
79年のレコ大では西城秀樹の「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」が
外国カバー曲ということで選外になったが、
今回は「TRY ME~私を信じて~」(95年、安室奈美恵)や
「あなたがいれば」のように無名の外国曲をヒットさせ
社会現象につなげたことが評価された。
過去に外国カバー作品の大賞はないだけに栄冠に手が届く見ものだ。
日本勢も負けてはいない。
一番手は乃木坂46だ。
昨年「インフルエンサー」で初戴冠した勢いは
今年も健在で個人活動でも抜群の人気を誇っている。
メインメンバーの西野七瀬の卒業決まっているだけに
花を添えたいところ。
また2011、12年と2年連続大賞受賞のAKB48や欅坂46も人気、
セールス的にもトップクラスだ。
さらに韓流から11年の東方神起以来となるTWICEが参戦。
「Wake―」は発売1週目から20万回を突破、
海外アーティストで初シングルから3作連続でチャート1位で
初週20万枚突破は史上初。
来年は東名阪でのドーム公演も予定しており、
不動の地位を確立しつつある。
他にも大賞経験者の西野カナ、氷川きよしも
トップを狙えるだけに、12月30日までバトルは続きそうだ。
同日に優秀作品賞10作品から日本レコード大賞が、
新人賞4組から最優秀新人賞が選ばれる。
主な受賞者一覧
【新人賞】
STU48
辰巳ゆうと
Chuning Candy
BiSH
【最優秀優秀アルバム賞】
米津玄師「BOOTLEG」
【特別賞】
小室哲哉
サザンオールスターズ
DA PUMP
米津玄師
【日本作曲家協会選奨】
純烈
【作曲賞】
丸谷マナブ(Little Glee Monster「世界はあなたに笑いかけている」)
【作詩賞】
松井五郎(山内惠介「さらせ冬の嵐」など)
【編曲賞】
久保田慎吾(家入レオ「もし君を許せたら」)
ま と め
・「第60回日本レコード大賞」の優秀作品賞、新人賞などの審査会が15日、
東京・赤坂のTBS内で行われた。