ドラマ『遺留捜査』とは?
事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁。
事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさを持つ一方で、
突拍子もない言動で、周囲からは“変人”認定されている刑事・糸村聡(上川)の活躍を描く。
シーズン5の舞台は?
主人公の糸村聡(上川隆也)が京都府捜査一課特別捜査室に
赴任になったという設定で、舞台を京都に移していた。
その第1話では、京都を丸ごと観光しているような、
それは絢爛(けんらん)豪華なロケーションで、
ミステリーに大輪の花を添えていた。
今期の第5シリーズも、引き続き京都を舞台にしている。
「遺留捜査」の顔となる、糸村聡役の上川隆也と
コンビを組むのは神崎莉緒(栗山千明)。
自然な演技で、糸村のマイペースな行動と天才的な
勘の良い捜査に対し、実直で芯の強い刑事役を見事に演じ、
第4シリーズに続き、安定した凸凹コンビを見せてくれている。
共演者も豪華だ。第4シリーズの京都から、
戸田恵子、永井大、段田安則という演技派が参加していたが、
今シリーズからは梶原善も加わった。
さらに第1シリーズから度々出演し、第4シリーズで
1年の交換留学に来ていた捜査研究所係官の村木繁(甲本雅裕)が、
今シリーズでもレギュラー出演となった。
個性豊かな俳優陣に負けない強烈な味を出している。
実は甲本は、前クールでは「シグナル」の捜査一課係長を演じ、
そのシリアスでまっすぐなキャラクターを見せていた。
今作では「シグナル」とのギャップも見どころと言えよう。
糸村聡役:上川隆也さんの”役者”とは?
「僕の中ではすべての経験が
相互に影響しあっているんです。
役者を続けてもうすぐ
30年になりますが、
飽き性の僕が芝居に飽きずにいられるのは、
それが大きな理由の一つかもしれません。
幸いにもバラエティーにとんだ役柄に
出会わせてもらっていますし、
そのたびに自分自身にとって得られるもの、
感じられるものがあって、積み重ねていける。
そのことが有り難い。
死ぬまで役者でいられたらと願わずにいられません。」
と話す。