あらすじ
ある日、帝国重工の社長交代により、スターダスト計画は次回で終わるかもしれない…
と帝国重工から告げられ、佃はショックを受ける。
ロケット製造に関わることは佃の夢であるとともに、今や「ロケット品質」を掲げる
佃製作所社員たちの精神的支柱にもなっていたのだ。 そこへ追いうちをかけるように、
大口取引先の農機具メーカーから小型エンジンの取引削減を告げられる。
性能よりもコスト重視という考えに、技術力が売りの佃製作所は存在意義が揺らぎ始め、
佃は強い危機感を抱く。
そんな中、佃製作所の経理部長・殿村(立川談春)の父親が倒れる。
殿村の実家は三百年続く農家。父親の看病と畑仕事の手伝いに、
週末ごとに帰省する殿村を見舞う佃と山崎(安田顕)。
トラクターを運転する殿村をじっと見て、佃はあることに気づく。
それは、佃の中に新たな夢が生まれた、瞬間だった。
イントロダクション
TBSでは10月期の日曜劇場枠(毎週日曜よる9時~9時54分)で、
2015年の10月期に放送し好評を博したエンターテインメント巨編
『下町ロケット』の続編を放送する。
主人公の佃航平を演じるのは、前作に引き続き阿部寛。
開発にかける熱い思いと諦めない姿勢で社員を 引っ張り、
社内外から慕われる社長を泥臭くも格好よく演じた。
さらに、殿村直弘役の立川談春、山崎光彦役の安田顕をはじめ、
和田聰宏、今野浩喜、中本賢、谷田歩ら
佃製作所のメンバーの出演も決定。
宇宙(そら)から大地へ。
佃製作所の新たな戦いの幕が上がる。
大きな挫折を味わってもなお、前に進もうとする者たちの
不屈の闘志とプライドが胸を打つ!
すべての働く人たちにお送りする、
感動のエンターテインメント巨編の新シリーズにご期待ください。
登場人物
佃航平(つくだ こうへい):阿部寛(あべ ひろし)
・・・佃製作所の社長。宇宙科学開発機構の元研究員。
父親の死に伴って、7年前に家業の佃製作所を継いだ。
幼い頃の夢は宇宙飛行士になることだった。
殿村直弘(とのむら なおひろ):立川談春(たてかわ だんしゅん)
・・・経理部長。メインバンクの白水銀行から出向して来て半年。
性格はいたって真面目。
山崎光彦(やまざき みつひこ):安田顕(やすだ けん)
・・・技術開発部長。航平の大学の後輩で、三度の飯より実験好き。
江原春樹(えはら はるき):和田聰宏(わだ そうこう)
・・・営業第二部の若手社員。若手社員のリーダー的存在。
迫田滋(さこだ しげる):今野浩喜(こんの ひろき)
・・・経理部係長。江原と並ぶ若手社員のリーダーのひとり。
一流大学卒だが就職氷河期で佃製作所に入社した。
津野薫(つの かおる):中本賢(なかもと けん)
・・・営業第一部長。高卒入社の生え抜き社員。
唐木田篤(からきだ あつし):谷田歩(たにだ あゆみ)
・・・営業第二部長。佃製作所が研究開発型の会社方針だということに
不満を持っている。
原作者:池井戸潤さんのコメント
阿部寛さん演じる佃社長を始め、
佃製作所の熱いメンバーたちとの
再会を心待ちにしています。
今回、窮地に立たされた佃製作所が
挑戦するのは、まさに現代日本が抱える
それに挑む者たちの葛藤や挫折が難題のひとつです。
どう描かれるのか、
福澤克雄監督の演出に大いに期待しています。