先制点は、W杯決勝史上初!?
前半18分、ペナルティエリア右手前からのFK。
FWグリーズマンがペナルティーエリア内へボールを送ると、
クロアチアFWマンジュキッチのヘディングが自軍ゴールへ。
決勝戦史上初となるオウンゴールで先制点が転がり込んだ。
クロアチア反撃もつかの間
同28分、MFペリシッチに同点弾を許し追いつかれるが、
セットプレーからの密集MFペリシッチがハンド。
VAR判定でPKとなり、FWグリーズマンが今大会4点目となるゴールを
冷静に左足で決め、再びリードした。
後半14分にはMFポグバが左足でミドル弾、
その6分後にはMFエムバペが強烈なミドルを立て続けに決めて突き放した。
結果、4-2でフランスが逃げ切り、
自国開催だった98年大会以来20年ぶり2度目となる優勝を飾った。
デシャン監督、偉業達成!
20年間待ちわびた歓喜の瞬間が訪れた。
MFグリーズマンは目を潤ませ、
ダメ押しの4点目を奪ったMFエムバペは両手をあげて喜び、
ベッケンバウアー氏(西ドイツ)以来史上3人目となる
「主将&監督での優勝」を成し遂げたデシャン監督(49)は
選手たちと熱い抱擁を交わした。
自国開催だった1998年大会では代表チームの主将として
ジダンら個性ある選手をまとめ、頂点に導いた。
ユベントス(イタリア)の監督などを経て、2012年から母国の代表を指揮。
10年南アフリカ大会で1次リーグ敗退に終わったチームを立て直し、
グリーズマン、エムバペらを育てて今大会の決勝に到達した。
「選手たちは大会中に大きく成長し、強くなった。誇らしく思う」
と話し、特別な感慨とともに大舞台に臨んでいた。
MVPはモドリッチ(クロアチア)、個人賞が発表!
21歳以下の選手に送られる大会最優秀若手選手賞には、
フランス代表FWキリアン・ムバッペが選ばれた。
決勝でもゴールを奪い、6試合で4得点を奪った19歳が、名誉ある賞に輝いた。
大会MVP(ゴールデン・ボール)は、
クロアチア代表MFルカ・モドリッチに。
躍進を見せたクロアチアで全試合に出場し、
主将としてチームを支えた32歳にトロフィーを獲得。
スタジアム全体からは拍手が送られた。